2021.3.11 熊野古道 中辺路 潮見峠越え②

捻木峠の大杉は安珍清姫伝説の清姫が遠目で安珍を認めてから、激しい嫉妬の炎が峠の

大杉を捻れさせる程だった。峠に登った清姫が御坊の道成寺に逃げ込む安珍を見て、

激しい嫉妬を引き起こしたシンボルが峠の捻れ大杉の由来として伝えられている。

 

捻木峠から古道歩きを外れて、槇山を目指す。峠の役行者の石像の裏に微かな踏み跡を

発見したので、きっとこの踏み跡は林道が曲がりくねった区間をショートカットするための小径と考えて、この踏み跡を登り始める。やがて頭上に林道が見えて茨の踏み跡を登り林道と合流。後は忠実に林道を歩き。大きな電波塔の建設現場に到着。作業員達の

車が数台駐車している。その脇の山道を下り再び登り返すと道が二股となって右に登るとその先にゲートが設置され、行き止まりです。付近に山道がないか?調べると僅かな踏み跡を発見、それを行くと廃墟となった古い電波塔の残骸がありフェンスに囲まれて

入れない。三角点はすぐ近くの様だが、分からない。するとフェンスのすぐ脇に踏み跡があり、それを登ってすぐに小広い台地が現れて、三角点が見える。ここが槇山の山頂であった。展望はないが一等三角点が設置され、山の名前の木札が掛けられて、三角点のそばにはプラスチックの小板に槇山と記された看板が立っていた。ここまで捻木峠から一時間を要す。山頂で昼食を取り、12時半頃下山開始。

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捻れ大杉です 高さ20Ⅿ、胴回り6Ⅿの巨大な杉の古木です

往古の旅人がここで休息した峠。ここから槇山の山腹を巻いて潮見峠に達する

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古い石仏の役行者像が盗難に遭い、新しい石像が安置されている

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槇山への林道は左手の展望が抜群の美しさです

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建設現場の電波塔

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林道から槇山登山道へ入ります

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廃墟の電波塔施設の周りはフェンスで囲まれている

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小さな台地の山頂です

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お昼に山頂到着、長尾口からここまで3時間を要す、

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紀州紀ノ國は山また山の波が幾重にも重なる正しく、木の国である

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次回に続く