春の花 お庭編
いよいよ春本番も間近になってきた。お庭の春の花木も満開です。だが、それを待っていたのは人間だけではない。メジロやスズメなら可愛いがヒヨドリやムクドリ、カラスとなれば害鳥である。とりわけ憎らしいのがヒヨドリ。何でも啄んで、その鳥害たるや
由々しい事態となっている。特に果実栽培の農家での被害は無視できません。
我が家でも被害は花木に集中している。モクレンの花芽が僅かに色づけば堅い殻の隙間から鋭い嘴で花の蕾を食い荒す。開花すれば無残な姿となって、がっかり。
白モクレン、紫モクレン、その他の小型のモクレンも片っ端から突いて
花が咲かずに悔しい思いをせねばならない。
やがてレンギョウが黄色い花をさかせれば、まだ開き切らない花の蕾を片っ端から
食い荒して飛び去る姿は、まことに憎らしい事で怒り心頭だ。
毎年、害鳥対策にネットを張り、防御するが僅かな隙間からすり逃げる、その狡猾さに
は、お手あげだ。
花に殺虫剤を噴霧器でかければ、その花を食べた鳥は中毒を起こし、二度と来ない
が、花は枯れるので逆効果となる。
害鳥対策の機器で音波や閃光、カラスや鷹の音声を鳴らす機械類もあるが、住宅地では
使い辛い。昔の人は山にこもり火を焚いて害獣の侵入を阻止したが、今はそんなことを
する時代ではない。(鹿屋火かやび))
トサミズキ
フジバカマの若葉
菫
朝鮮レンギョウ
防鳥ネット