熊野古道

2021.3.11 熊野古道 中辺路 潮見峠越え③

捻れ杉から潮見峠の間は純然たる山越えの細い道だ。古道の面影というよりは 山の杣道の様な感じである。潮見峠には立派なトイレ設備があり、小屋が建つ。 だだっ広い峠には南北の展望が開けるが南面の方が広い展望となっている。 ここから古道は北に方向を変…

2021.3.11 熊野古道 中辺路 潮見峠越え②

捻木峠の大杉は安珍清姫伝説の清姫が遠目で安珍を認めてから、激しい嫉妬の炎が峠の 大杉を捻れさせる程だった。峠に登った清姫が御坊の道成寺に逃げ込む安珍を見て、 激しい嫉妬を引き起こしたシンボルが峠の捻れ大杉の由来として伝えられている。 捻木峠か…

2021.3.11 熊野古道 中辺路 潮見峠越え①

田辺から滝尻までの間の熊野古道は富田川沿いに進むが平安期には富田川の氾濫 などで熊野参詣の人々に死者も出た。渡渉を繰り返す大昔の古道は川の状況次第で 進む事が出来なかった事例も多く発生したので、中世以降は代替路として長尾坂を 登り潮見峠から滝…

熊野古道 大阪府山中渓~和歌山市布施屋  ④

吐前(はんざき)という字を読める人は少ない。難解な読み方だが これは平安期には吐崎もしくは埴崎という地名が、この付近で記録 されている。これが如何なる理由で吐前となったのかは?判らないが。 吐前集落に入って間もなく、この吐前王子跡が見えますが…

熊野古道 大阪府山中渓~和歌山市布施屋  ③

山口神社参道入口の大鳥居についたのが11時半だったので、此処で昼食休憩とする。 此処から交通量の激しい7号線淡島街道を西へ。観音寺の紀伊上野の小さな交差点に古い石柱が建つ。北の方にあるらしい上野廃寺跡を見たいと思ったがパス。 7号線は交通量が多…

熊野古道 大阪府山中渓~和歌山市布施屋  ②

公家から大衆へと変化する熊野参拝は神仏混合の信仰時代の象徴である。 神が仏となって人々の前に現れれて衆生を教化する、当時の人々は西方極楽 世界を夢みていたが、その裏には現世の悲惨さがあった。 江戸時代にはお伊勢参りが一生の内の最大の目的であっ…

熊野古道 大阪府山中渓~和歌山市布施屋  ①

阪和線山中渓駅から国道を歩いて雄ノ山峠を越えて和歌山市へ、 紀伊駅近くまで県道を歩き、南下して紀ノ川を渡り、布施屋駅を目指す 16キロ5時間の古道歩きはひと言でいえば、頻繁に車が往来する車道を歩く 危険な道中で、そのほかの道は集落内の生活道路を…

熊野古道 紀伊路 海南市藤代神社~紀伊宮原駅①

午前9時ごろから熊野古道紀伊路、藤代神社~紀伊宮原駅の13キ6時間の古道歩き の始まりです。藤代神社から藤代坂と呼ばれる古道は、当時の雰囲気を残す 石混じりの山道です。丁石道となって、地蔵様が一丁毎に安置されている。峠には 地蔵峰寺、御所の芝、宝…